2012年05月19日

価値を発揮する



先日、時々私の仕事を手伝ってくださっている
知人のご夫婦をディナーにご招待して
銀座のイタリアンレストランレストランに行きました。
先方はいずれも20代。
結婚して間もない夫婦で、子どもはいない。
うちは結婚して16年。息子も中学2年生。
家庭の先輩、仕事の先輩、人生の先輩として
いろんな質疑応答が(^^)。
そして、こんな質問がでました。








2人めは産まないんですか
目









たいていこういうときは、
年齢的に無理〜とか
体力的に無理〜とか
経済的に無理〜とかいう返事が出てくるのが一般的だと思う。

私は、14年前の息子の出産がどれだけ大変だったか、
自分の命を引き替えにするところだったエピソードモータースポーツを話し、
これ以上の無理はできないと答えました。
その空気を変えたのが、オットの発言。







ほんとうは欲しかった。でも。
彼女(私のこと)が体験した出産は壮絶なものだった。
それがいかに危険なものだったか、
僕たちは後になって知ったんだ。
あんなに危険な橋を渡ることが、はじめからわかっていたなら、
そういう選択はしなかったのに。

帝王切開には何通りかの開腹方法があって、
彼女はもう一度産めるような方法で手術をしてもらった。
だから、産もうと思えば、物理的には産めるかも知れない。
でも、それはおそらく
ものすごく高い確率で、
いやほぼ確実に、
彼女の命と引き換えになるだろう。

うまれてくる子どもには未知の可能性がある。
どれだけ世の中に貢献する子になるか、想像もつかない。
僕たちが死んだら、息子はひとりぼっちだ。
息子の立場を考えてみても、やっぱり
弟や妹がいたら、どんなにいいだろうなと何度も思った。




ほんとうは欲しかった。でも。
もし、それで、彼女が死んでしまったら、
僕はとてつもないものを失うことになる。
実際に彼女が、彼女の仕事を通してやっている社会的貢献は、
僕のそれの何十倍もある。
逆立ちしても勝てないんだ。
だって、彼女がやっていることは、
世界中で誰も代わりがいないんだよ。
それぐらい素晴らしいことを彼女は、ずっとやり続けている。


彼女の社会貢献の大きさと、
将来うまれてくる子どもの社会貢献の大きさを比べてみたんだ。
単純に比べられるものじゃないけど。
でも、僕は
彼女の社会貢献の大きさと
彼女の創りだす未来を選んだんだ。
彼女の命と引き換えにしてまで、
新しい命はいらない。
だからね、うちはもう赤ちゃんがこないんだよ。

彼女がキラキラしながら仕事をして、
たくさんのお客さんに貢献して
たくさんの信頼と感謝をもらって、
たくさん稼いで、
それをみているだけで幸せなんだよ。

僕は、それでいいと思ってる。

僕は、それがいいと思ってるんだ。

ウィンウィンうなりながらものすごい勢いで
飛ばしていく彼女を見ているのは、とっても楽しいんだわーい(嬉しい顔)











泣きそうもうやだ〜(悲しい顔)だった。
どんなに疲れているからって、自分勝手に
自分の価値発揮にブレーキ足をかけちゃいけないな。
家族のために頑張るというのはこういうことなのかもしれない。
無限の可能性を秘めた新しい命の分も
私は無限に咲き続けるかわいい選択をし続けなくちゃ。


自分だって倒れそうなぐらいに疲れているのに、
早朝や深夜夜、時間を問わずに、場所を問わずに
車で私を送り迎えしてくれたり
食事に連れ出してくれたりするオット。

いつもありがとう黒ハート

















posted by チャンスの女神 at 18:40| 神奈川 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

星山さんの出産エピソードが
こんなに濃いとは思いませんでした。
いつか詳しいお話を伺いたいです。

素敵な旦那さんですね。

いつまでもお互いを大切にできる
相手を見つけたいです。

星山さんがキラキラしてる姿
喜んでいる表情が浮かんできました(^^)
Posted by おに at 2012年05月20日 09:58
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