2014年04月17日

青天井で育てる

新卒研修で、とある企業に伺いました。
私がうかがうのはビジネスマナーを教えたりするものではなく、
特殊なケースです。

この企業様には人材育成、才能開発そして企業文化醸成のために
とある世界的なマネジメントツールを導入いただいていて、
新卒入社者も中途入社者も受験いただくことになっています。
そして今回はその結果を踏まえて解説に伺ったのです。

はじめは打っても打っても響かない(苦笑)
ピカピカの1年生、約50人。
質問は?と投げかけても目が合わないように下を向くか
まるでお地蔵さんのように固まるばかり。
15分ほどでほぐれて、少しづつ手が挙がるようになってきました。
新人は、とにかく手を挙げることが大事です。
スベる質問でも構わないんです。

研修もほぼ終わりかけたときに、
ある男性社員が手を挙げて、こう質問しました。

「今日の先生のお話では
強みを伸ばせ、弱みを克服するなということでしたけれども
今まで自分は、特に就活では、
入りたい企業を見つけ、その企業で求められるように
苦手なことも克服しようと頑張ってきました。
これは、間違っていますか?」

私の答えはシンプルでした。
早い段階で、軌道修正したほうがいい。
おそらく、あなたはこれまで苦しい道を通ってきたでしょう。
勿論それがいけないというわけではないんです。
それはそれで時間はかかるかも知れないけれど
それなりの場所にたどりつけるかもしれませんから。
寿命が300年くらいあればいいんですけどね(笑)

でも人生は短い、限りある時間を生きることになる。
ならばもっと、自然にすんなりと、短時間で、
ストレスフリーで目標に達して
他の人の役に立てる方がしあわせではないですか。



そしてもう一ついいました。
目的が小さすぎる、と。
その会社に入ることが目的になっているのは、間違っている、と。
いまのご時世、たしかに先が読みにくい世の中になりました。
そんなことも影響してか
たてる目標がことごとく小さい、視座が低い。
目的がと思っているものが、実際のところはもっと小さくて
戦略レベルあるいは戦術レベルの大きさであることは
多々あります。
かなしいかな、具体的に立てたはずの目標が
小さいがゆえに、目標を達成できないという事態に陥ってしまうのです。

視座を上げて、目的を大きくすれば
じつは、うーんと、叶いやすくなるんです。

どうか青天井で育っていただきたい。
自分の夢、才能、能力を、
ここまでって決めつけることなく、
制限を設けて囲い込むことなく、
伸びていっていただきたいものです。







posted by チャンスの女神 at 12:30| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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